インターン生による小学生向けワークショップ | ||
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社名 | 長浜市立木之本小学校 | |
エリア | 滋賀県 | |
創業 | N/A | |
住所 | 長浜市木之本町 | |
WEBサイト | N/A | |
背景 | 弊社が事務所を構える木之本には長浜市立木之本小学校があり、 小学校三年生に向けて総合学習の時間で地元の産業についての勉強を 毎年おこなっている。 木之本では、カイコを育て、絹の糸を取り、弦にする一連の工程が 今でも行われている。 |
CREDIT
インターン|国際高等専門学校・福田一之(KAZU)
協力|
佃平七糸取り工房・佃三恵子氏
丸三ハシモト株式会社・橋本英宗氏
箏曲家・鹿野麻稀氏
コーディネート|株式会社仕立屋と職人 ワタナベユカリ・石井挙之
川上〜川下までを探求する1ヶ月泊まり込みプログラム!
石川県にある国際高等専門学校からインターン生を迎え入れ、1ヶ月間の住み込みプログラムを実施しました。インターン志望の理由は「ものづくりの背景を知り、ストーリーを伝える術を学びたい。」とのことなので、リサーチ〜インタビュー〜アウトプットをするという一連の流れを組んだ構成としました。インターン先である滋賀県長浜市木之本町では、地場産業である、養蚕と糸取り、そして絹弦づくりがあります。ものづくりの源流をたどり、誰にどの様に使われているのか、インターン生自身が取材者となり、執筆をし、最後には地元の小学生に対して特別授業を行い、ストーリーを伝えました。
インターン生KAZUによる取材記事はこちら!
第一話|KAZU初登場!なぜ仕立屋と職人のもとにやってきたの?!
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/438/
第二話|【職人のリレー】第三走者 佃平七糸取り工房 佃三恵子
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/440/
第三話|【職人のリレー】第四走者 丸三ハシモト株式会社 橋本英宗
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/442/
第四話|【職人のリレー】第五走者 箏曲家 鹿野麻稀
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/446/
第五話|【まとめ①】KAZUの修業記 in 仕立屋と職人 by KAZU
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/448/
第六話|【まとめ②】IT学生が仕立屋で修行をしたならば。by 石井挙之
▶︎https://shitateya-to-shokunin.jp/culture/452/
自ら取材し、自ら執筆。そして自ら授業。
今回用意した特別メニューはこちらです。
WEEK 1:取材(リサーチ)
長浜市木之本町に古くから根付く、伝統シルク産業の川上・川中、そして、その製品を使用する川下の登場人物に対して、取材する。
WEEK 2:執筆(編集)
取材した内容をKAZUのフレッシュな視点で分析して、”一本の弦に対する「愛」”というテーマで三者三様の記事を3本、執筆する。
WEEK 3:授業(伝達)
KAZUが自分で聞いて、まとめて、発信した内容を地元小学校3年生に伝える。制限時間は45分!
WEEK1のポイントは「自分で取材する内容を決める」ということです。WEEK2に仕立屋ブログにて執筆してもらうことは伝えていたため、「誰にどんなことを知らせたいのか」をイメージして取材しなければなりません。今回、ご協力いただいたのは和楽器文化に携わる3名。川上は素材を扱う、糸取り工房の佃さん。川中は絹糸を加工し弦にする、丸三ハシモトの橋本さん。そして川下はその弦を使い音を奏でる箏曲者の鹿野さん。それぞれの立場で絹糸や弦という伝統的な素材に向き合われています。今までそのような文化に触れてこなかったKAZUは、それぞれの取材対象者にどのような質問を作るのか、壁打ちをしながら探求していきました。
WEEK2からはアウトプットが始まります。インタビューして得たさまざまな情報を咀嚼し、伝わるように編集しなければなりません。執筆を進めるうちに、「一本の弦に対する「愛」」というテーマが見つかり、それを背骨に3本のシリーズ記事を書き上げました。この段階で、それぞれの立場におられる3名のストーリーが見えてきました。
最後のステップになるWEEK3は地元の子供たち相手に特別授業という形でのアウトプットです。WEEK2までの大きな違いは、ストーリーを伝える相手が大人から子どもに変わったということです。WEEK1〜2は大人を相手に情報を取得し、分析し、編集してきました。しかし、伝え方を変えなければ小学校三年生には理解してもらえません。伝えたいことをシンプルに、かつ面白く料理することが求められました。
結果的に、インターン生KAZUの執筆記事と授業は高評価をいただき、授業後には子どもたちに囲まれていました。
(株)仕立屋と職人では、地場産業に関する教育プログラムやワークショップのご相談を受けております。
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