職人文化人類学

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職人文化人類学の旗揚げ

2021/2/8 職人文化人類学の構築 Writer:仕立屋と職人 イシイとワタナベ

旗揚げへの思い

すべては、「SHOKUNIN」の技がこれからも続く日本の文化をつくり、
「SHOKUNIN」達が世界を舞台に活躍する未来を創るために。

株式会社仕立屋と職人は「職人文化人類学」の旗揚げをします。

早速先日、金沢大学新学術創成研究機構主催のシンポジウムで
旗揚げ登壇をしてまいりました。

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私たちは偶然の出会いから、伝統工芸という世界と、
それをつくる職人のことを知ることができました。

素晴らしい日本の伝統的なモノたちは魅力的な職人から生まれています。

そして、そのモノを使う事によって
日本を日本たらしめる文化をもつくってきたのです。

しかし、時代はものすごい勢いで変化し、
寡黙にモノづくりだけをしていては、
『職人がつくるモノ』の良さは伝わらなくなっています。

仕立屋と職人は、この「職人」という2文字を再定義して、
海外でも通じる日本発の英単語、「SHOKUNIN」という言葉を轟かせたい!

そのためにはどうすればいいのか…
プロジェクトを進めながらずーっと考えていました。

そこでたどり着いた答えが「職人文化人類学」です。

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仕立屋と職人が定義する「SHOKUNIN」とは

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職人文化人類学とは何なのか

私たちはこれまで、
弟子入りし、職人のDNAを抽出し、アウトプットする
という実践を現場で重ねて来ました。

これを体系化します!

そうすると、伝統工芸に携わる誰もが
職人のDNA(哲学、歴史、技)が抽出でき、
そこから課題が解決できる。

そして、結果、未来の文化をつくるアップデートされた
SHOKUNINが創出される!

ということなのです。

どう進めて行くかというと。

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これを日本全国の学生と研究できるのが目標です!
研究が得意な学生、論文を書くのが得意な学生、
ものづくりが得意な学生、デザインが得意な学生…
いろんな学生が集まることによって一人ではできない思考とアウトプットが見えてきます!!

そして、この研究は職人へ還元をします。
職人自身がDNAを活用でき、これまでのプロジェクトを応用できるようにすることは必須と考えています。

そしてそして、職人文化人類学を学んだ方たちは
論理的にプロジェクトが遂行できるようになり、アウトプットする力が身につく。
研究が研究で終わらず、職人文化人類学の思考方法が社会においても応用し、実践できるのです。

まとめますと、職人文化人類学とは
職人の文化を絶やすことなくアップデートするために
「DNA」(哲学、技、歴史)を引き出し
新たな「SHOKUNIN」を創出する生きた学問なのです!

SHOKUNINと一言でまとめてしまっていますが、この言葉の向こうには一人一人違う人生、技、哲学があります。
その一人一人と、スペシャルな次の100年を一緒につくりたいと思い至りました。

長くなりましたが、この職人文化人類学を
一緒に研究していく仲間を募集します。

各地域の伝統工芸を中心に調査している研究者の方々、
地域プロジェクトをしている大学の先生、
地域でプロジェクトをしたい学生。

何よりもSHOKUNINになりたい職人の方々!

興味を持った方は是非仕立屋までご一報を!!!

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