キツネ面 ft. 火消魂

2019/3/30
キツネ面 ft. 火消魂
社名 デコ屋敷本家大黒屋
エリア 福島県
創業 300年ほど前
住所 福島県郡山市西田町高柴舘野163
WEBサイト https://dekoyashiki-daikokuya.co.jp/
背景 デコ屋敷とは、郡山駅から車で20分ほど里山に走らせたところにある張り子づくりの集落である。今では4軒がダルマやテングの面など、張り子人形を制作している。

大黒屋はその中でも300年以上続く老舗の工房。現在は21代・橋本彰一氏を筆頭に数人の職人が働いている。

CREDIT

クライアント|火消魂(HiKESHi SPiRiT)
アートディレクション|石井挙之
プロジェクトマネジメント|古澤恵太
制作|デコ屋敷本家大黒屋

京都、東京に現るキツネ面

火消魂様は、江戸時代の火消したちの粋な姿を現代の衣服に表し、国内外に多くのファンをお持ちです。その火消魂様とデコ屋敷本家大黒屋のコラボ企画にて、弊社がマネジメント、アートディレクションの担当をさせていただきました。

キツネ面の絵柄は従来のものではなく、火消魂の背景を汲んだデザインを求められました。そこで、弊社とデコ屋敷本家大黒屋でリサーチ、コンセプトづくり、ラフデザイン、プロトタイプ、デザイン制作と手順を進行していきました。

江戸、そして粋というキーワードを掘り下げて、歌川広重の歌舞伎絵にたどり着きました。これまでデコ屋敷本家大黒屋では、プロトタイプはお面や人形など、ほぼ完成形態に一発書きを繰り返していたため、制作時間も労力も多くかかっていました。今回から、従来のキツネ面の柄をデータにお越し、線フチのみにしたデータを出力し、紙面上でデザインを進めることで作業効率は格段にアップしました。

キツネ面の他に、デコ屋敷大黒屋で制作している高柴ダルマも納品させていただきました。売り場の衣服に干渉せず、存在感はしっかりと放つよう、胡粉で白塗りの状態での納品をご提案しました。また、浅草の新店舗オープンに際して、メインエントランスに弊社のご紹介で石川県の名産生地、加藤手織様の「牛首紬」の巨大のれんが掛けられることになりました。

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