タケツネPV 「Relay of Shokunin」

タケツネPV 「Relay of Shokunin」
社名 株式会社タケツネ
エリア 滋賀県
創業 1919
住所 〒526-0056 滋賀県 長浜市朝日町 36-20
WEBサイト https://www.taketune.com/
背景 滋賀県長浜市という琵琶湖の最北東部に位置する城下町で100年余りに渡ってシルクの白生地、輪奈ビロードを織り続けている工房。

輪奈ビロードとは、およそ400年以上前にポルトガルから船で渡ってきた鉄砲を包んでいた布に一本の動線が残されていたことから日本で発展した織物。織田信長がその美しさに惚れ込み、自身のマントとして羽織るだけでなく、上杉謙信に贈ったとされている。

輪奈ビロードを製造する工房は、日本ではもう片手に数えるほどしか現存していない。

CREDIT

クライアント|株式会社タケツネ
クリエイティブディレクター|石井挙之
映像ディレクター|Chomo
サウンドデザイナー|印南俊太郎
振り付け・ダンス|ワタナベユカリ
衣装デザイン|ワタナベユカリ
英語訳|トーマス・ヴィンセント・ギブソン

職人のリレー

美しい生地、光が差し込む工房、個性豊かな女性職人たち。輪奈ビロードの魅力はひとつの角度からでは語りきれないものがあります。

「伝えられる層を広げていきたい。」そのような想いからスタートしたこのプロジェクトは、これまで有名アーティストのPVを撮ってきた映像作家のChomo氏や、数多くの舞台音楽を手がける印南氏、そして日本にもルーツを持つトーマス氏を英語訳に迎え、撮影を開始しました。

工程を紹介するのはもちろんのこと、生地の美しい柄や、動いた時のモーションはどうなるのか。その様を見せるために、本編では弊社ワタナベユカリが制作した輪奈ビロードの衣装に身をまとい、ダンスで生地の表情を見せています。

このPVはニッポン手仕事図鑑と雑誌TURNSが主催するニッポンものづくりフィルムアワード最終選考ノミネート作品に選出されました。また、長浜観光協会賞も受賞しています。

タケツネPV「Relay of Shokunin」はコチラ!
https://vimeo.com/364684821

レイヤー、ループがキーワード

構成は「よく見るような伝統工芸らしい映像のつくり」はあえてしないように決め、ミュージックビデオを観るような感覚で最後まで観れるPVづくりという方向性が決まりました。また、輪奈ビロードの特徴として、レイヤー(重なること)とループ(輪を作ること)があります。その2つの要素をテンポよく表現することに重きがおかれました。

サウンドは株式会社タケツネ様の工房で作業の際に発生する音を1つずつサンプリングして、印南氏がBGMを1から作っています。株式会社タケツネ様の生地やブランドイメージに沿いながらも、今まで以上に幅を広げる新しいジャンルのイメージを作り出すために、細かな音の調整が続きました。

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