職人文化人類学

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新年のご挨拶より

2018/1/3 徒然なる仕立屋 Writer:仕立屋と職人 イシイとワタナベ

witer:  石井

あけましておめでとうございます!
やっぱり言っておかないとね。

1月になってしまった。
つまり!仕立屋と職人は1歳になり、長浜に引っ越してから6ヶ月になった。

仕立屋と職人は地域おこし協力隊という国の制度で長浜にきている。
3年間は長浜の活動に、お給料と経費が出る。そう公金。
このあたりのことはまた書くとして・・・。

半年経ち、家の改装や、東京への営業など行ってるうちに
アレヨアレヨと資金がなくなっていく・・・
どこへいくのだ、どこへもいくな。ここにいろ。

起業をするとどうしてもブチ当たるのが資金繰りと利益を出すこと。
(当たり前の素人臭い話だけど、誰もが最初は素人なワケで)

俺とユカリはこのアタリがザルだった。
できるだけザルの目を細かくしていきたいけど、急にはむずかしい。

そんな時、頼りになるのがスーパーバイザー堀出大介。(通称大介さん)
大介さんは(今は)正規メンバーじゃないけど、
仕立屋の活動をビジネスに仕立てていくために後ろから菩薩のような、
時にはテニスプレーヤーのような爽やかさで手を差し伸べてくれる。

大介さんは、商社にいながらも仕立屋のような思いだけで
走り出しちゃうような人たちを成り立たせるが如く、
退社後に会社を自分でつくった。
明晰な答えで舵取りをしてくれる。羅針盤的存在。

大介さんは万能の神ではない。
ボランティアでもないし、
マザーテレサでもない。

それでも、大介さんと出会えたこと自体、仕立屋はとてもツイていた。
毎月の収支を計算するたびに、自立する難しさと焦り、冷や汗がつたうのを感じる。
きっとみんな同じ気持ちなんだ。そうやって月末は思う。

困った時に相談できる。
現場で見たものはこっちに任せてくれ。
でも、そこから先、料理として出すのは任せたい。
そういう人がいるだけで、思いっきり突っ走れる気がする。

そうやって現場とデスク、滋賀と東京を行き来する仕立屋。
長浜にも、大介さんにも、もちろん職人にも、
お前らがいてよかったよ、と言われる一年にしないと。

節約しよ。

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