武蔵野美術大学特別講義「野武士クリエイターの流儀!」が公開されました。
2021年11月に開催された武蔵野美術大学特別講義「野武士クリエイターの流儀!」のアーカイブが公開されました。ぜひ次のような方はご覧ください。
- これから美大進学を考えてる人
- クリエイター職に就こうと思ってる人
- そんな子どもを心配/応援しているご両親
- 野武士クリエイターに触発されたい大人たち
時間割:
HR https://youtu.be/9C_su9GVZUY
1時間目「富川流、デザインで文化を編集する!」富川岳 氏
2時間目「長﨑流、現場でデザイン思考を実証する!」長﨑陸 氏
3時間目「中條流、強い想いと引いた視点で突破する!」中條永味子 氏
4時間目「平井流、つくったモノは最後まで届ける!」平井俊旭 氏
「全国には自ら道を切り拓く、野武士クリエイターたちがいる。」
当たり前だったことが覆され、新しいモノ・コトが次から次へと沸いてくる現代。クリエイターの仕事、フィールド、チーム、そして生き方さえも変わってきている。モノだけをつくる狭義のデザインから、もっと広い意味でのデザインへ。「野武士クリエイターの流儀!」では、カタに捉われず自ら活躍の場を広げている”野武士”のようなクリエイターたちを迎え、それぞれの「道を切り拓く流儀」を紐解くトークセッションを行う。これから美術大学の進学を考えてる人、クリエイターとして生きていきたい人、そしてそのご両親、「こんな生き方もあるんだ…」というリアルな姿をお見せします!
「野武士クリエイターとは」
デザインをひとつの手段として駆使しながら、独自のやり方で、仕事をつくる / 活躍するフィールドを開拓する / 人を巻き込み動かす / クリエイターを表す。ゆえに「クリエイター=作る人」だけではない。都市部や過疎地域に限らず、あらゆる場所に存在する。
野武士クリエイター紹介
▾ 富川 岳 GAKU TOMIKAWA
• (株)富川屋 代表 / ローカルプロデューサー
1987年新潟県長岡市生まれ。都内の広告会社(spicebox / 博報堂常駐)を経て2016年に岩手県遠野市に移住。Next Commons Lab立ち上げを経て独立。デザインや情報発信を生業としながら、岩手の豊かな地域文化に傾倒し、民俗学の視点からその土地の物語を編み直し、”いま”を生きる人々の糧とするべくツーリズムや商品開発、デザイン、コンテンツ開発、教育機関と連携した取り組み等様々なプロデュースワークを行う。プロデューサーとして岩手ADC2018コンペ&アワード グランプリ受賞。遠野文化研究センター運営委員。遠野文化友の会副会長。遠野遺産認定調査委員。岩手県経営・技術支援事業専門家。
▾ 長﨑 陸 RIKU NAGASAKI
• (同)kaimen Strategic Prototyping and Development 代表 / プロトタイピング研究家
1986年 徳島県出身。京都工芸繊維大学大学院 デザイン経営工学専攻修了(工学修士)
Aalto+Stanford IDBM/ME310 Program 2009-2010留学後GK Kyoto、KYOTO Design Labを経て現職。米国型デザイン思考方法論と英国型インクルーシブデザイン方法論の長所を掛け合わせ、プロトタイピングをビジネスの現場で精度高く運用する方法論「Jumping Fish® / Mr.CBF™」を理論化。それを基に「冷凍ゴミ箱CLEAN BOX」等様々なサービスの開発・事業化を行う。GOOD DESIGN BEST100(2019), iF Design Award(2020/2021), グッドデザイン賞(2019/2021) ABC Award(2021) 受賞ほか特許権/意匠権を複数取得。2017年からNKC中西金属工業㈱にデザイン経営の導入をミッションとしたプロトタイプ組織”NKC Business Design Center”を創設し、センター長を兼任。組織設計やプロジェクトマネジメント、新規/既存事業計画の立案と実行、市場調査及びデザインマネジメント業務に携わっている。
▾ 中條 永味子 EMIKO CHUJO
• Japan Cultural Exchange 代表取締役 / MONO JAPAN ディレクター / JAPAN MARKET 主宰
日本で広告代理店に勤務したのち、2000年からオランダ在住。現地で広告代理店など勤務後、2015年2月にJapan Cultural Exchangeを設立。「刺激になる新しい機会の創造」をミッションとし、日蘭間でアートや文化、ビジネス、伝統、社会などのテーマをボーダレスに取り扱う。2016年2月から日本のモノづくりに特化した展示・即売会「MONO JAPAN」を主催。ヨーロッパ向けのキュレーションと日本のモノづくりを背景から丁寧に伝える場づくりに注力し、日本プロダクトの価値向上と欧州での新しい市場の創造を目指す。2019年よりMONO JAPANはNPO団体となり、現在ディレクターを務める。コロナ禍でも継続して日本プロダクトを販売できるシステムづくりのためオンライン受注会とECサイトを運営、またSDGs時代に「未来も継続できるモノづくり」への貢献のため、日蘭間でのコラボレーション事業も手がけている。
▾ 平井 俊旭 TOSHIAKI HIRAI
• 雨上株式會社 代表取締役社長 / 島根県立大学地域政策学部 講師
スープの専門店「Soup Stock Tokyo」を運営する(株)Smiles で店舗デザインやグラフィックデザインのディレクションを通じて創業期から14年間、ブランド作りを担う。2014年、ブランディングやデザインディレクションを請け負う雨上(あめあがる)(株)を設立。滋賀県高島市の「地域の魅力を発信する仕事や農産品の販路開拓」の仕事を受託し同市で事業をスタート。その後、市内企業のブランド作りから、他県の新規事業立ち上げ等、仕事の幅が広がる。2019年、発酵食品ブランド「次世代漬け物・10% I am」の販売会社となる(株)共立(ともだち)を設立。2021年4月から、島根県立大学 地域政策学部 地域づくりコース の講師に就任。これからの地域を担う学生の育成と自社事業の運営を行う。